「どうして○○ちゃんは、言うことを聞いてくれないんだろうか。」
毎日声をからすほど、何度も何度も注意しているのに、園児が言うことを聞いてくれない。と途方にくれてしまいますね。
そんな時は、いつもと叱り方を変えてみると効果があるかもしれません。
上手な叱り方をマスターして、園児と良好な関係を築きましょう。
大声で叱る必要があるのは、どんなとき?
あなたは、園児を叱る時、どんなテンションで叱っているでしょうか。
まさか、感情に任せて大声で怒鳴り散らしていませんよね。。
大声で注意する必要があるときは、基本的に2つ。
- 園児が他の園児を傷つけようとしているとき。
- 園児自身が危険な目に合いそうなときです。
たとえば、つみきや石を友達に向かって投げていたり、はさみを持ったままふざけていたりするとき=ケガや事故につながる場合は、「○○(ちゃん)さん!」と大声で一喝して動きを止める必要があります。
行動を制止した後、どのように話をしていますか。
そのままのテンションで叱り続けていたりしませんか。
いつもガミガミと叱っているのに何度も同じことを繰り返す場合、園児側も叱られる状況に慣れてしまっている可能性があります。
大声で叱るより小声で叱るほうが効果アリ!?
大声を荒げて叱っても効果がない場合、園児に近づいて小声で叱ることを試してみて下さい。
ポイントは、
しゃがんで園児と同じ目線になって、目を見てゆっくり静かに話すこと。
両肩にやさしく手を置いてもいいでしょう。「○○ちゃん(さん)」と名前を呼びかけることで、自分に対して言っていることだとより意識を向けられます。
いつもより低めで落ち着いた声を出すことで、子どもなりに「あれ?いつもと違う」という違和感を抱き、聞く姿勢ができます。
先生自身が、頭にカーッと血がのぼった状態であれば、深呼吸するなどしていったん心を落ち着けると良いですね。
余裕と威厳のある態度で、園児に接することが大切です。
小声効果を高めるための心得
いくら小声で叱っても、いつまでもネチネチと叱っていたのではただの小言になってしまい、効果も薄れてしまいます。
叱るときは、わかりやすい言葉で要点を伝え、長時間にならないよう気をつけましょう。
また、一方的に叱るのではなく、叱る前に園児の言い分を聞くことも必要です。
先生には困った行動に見えても、子どもなりに理由があって起こした行動かもしれません。
その気持ちを「わかっているよ」とまずは認めることで、園児も先生の注意を受け入れやすくなります。
あくまでも叱るのは園児の行動で、「乱暴な子」などと人格まで否定しないように注意しましょう。
叱ったあとは、褒めるなどのフォローも忘れないで下さいね。
ブログのまとめ|大きな声で叱った後の流れ
いかがでしたでしょうか。最後に大きな声で叱った後のポイントについておさえておきましょう
- 大きな声で叱り、園児の危険な行動を止める
- 数回深呼吸|イライラな気分を抑える
- 園児に近づき同じ目線になる。
- 園児の目を見る
- 園児の名前を呼びかける|両肩に優しく手を置くこともOK
- ゆっくり話す|低めな声やもOK
- ネチネチ長くならずポイントを抑える
- 叱った後はフォロー|別の行動で褒めること
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