でも迷い続けています
そのようなときはちょっと立ち止まって「保育士としての自己分析」をしてみましょう。 保育士になった理由のひとつに多くの人が、『子どもが好き』という理由を挙げるようですが、好きなことに限らず「自分の得意とすること」に目を向けて分析することもおすすめです。
「得意なこと」で見えてくる自分もいる
まず紙とペンをご用意ください。
保育士としての自己分析をするにあたっては、まずは自分を客観的に見ることが大切です。自己分析にはさまざまな方法がありますが、今回は紙に自分の好きなことや嫌いなこと、得意なものや苦手なものを書きだしていきます。
たくさん書き出すことが大切です。
- 大好きなこと〜ほんのちょっと好きなこと
- 大嫌いなこと〜ほんのちょっと嫌いなこと
- すごく得意なこと〜少し得意なこと
- ものすごく苦手なこと〜少し苦手なこと
をそれぞれ書き出しましょう。
ここで注目すべきは「自分の得意なこと」を書くことです。日本人は元から自己肯定感が低いため、自分が得意で他人に誇れるようなアピールが苦手と言われています。自己に向き合い、自分が今までやってきたことを思い出せば、意外とこうしたことも得意だという発見があります。
自己肯定感とは「自己を肯定する感覚」、つまり「自分は大切な存在だ」と感じる心の感覚です。
引用:ビジネス心理学
例えば子どもに絵を描いてあげることが苦手でも、「写真を撮ることが得意」という場合、子どもたちの笑顔を写真に収めるという別の方法で仕事に生かすことができるでしょう。小さなことでも良いので、自分の得意なことをたくさん書き出してみましょう。たとえそれが保育の仕事と関係なくても、自分にはこうした特技がたくさんあると、自己肯定感を高めることができます。
保育士として「得意なこと」は何だ?
得意なことを書くのと同時に、保育士の仕事として自分が得意とすることも書いてみましょう。しかし絵を描くことも苦手だしピアノも上手に弾けない……と、なかなか思い浮かばない人もいるかもしれません。そうした場合は他人から評価されたこともどんどん書いてみることをおすすめします。
例えば保護者から「先生はいつも元気ですね」や「笑顔が素敵」などと言われたことも、仕事における得意技です。子どもから「優しい」、「面白い先生」と言われたことも先生として評価されています。また他の保育士と比べて掃除が早い、クラスの子どもが落ち着いているということもあるでしょう。
自信のあること、他人からほめられたことをどんどん書いていくうちに、客観的に「このような長所のある先生」というのが見えてきます。保育士として今後転職を考えている場合も、自分がどのような魅力のある先生か分かることにより、面接などでアピールすることができます。
また自己分析では短所や苦手な仕事を書くことも必要です。しかし得意なことに注目することにより、「絵を描くのは苦手だが、ユニークな絵を描き子供たちを笑わせることができる」といった長所として発想を変えることもできます。
自己分析することで、今後の保育士の道が見えてくる
自己分析は行うことにより自分の保育士としての仕事を見つめなおし、転職する際の道しるべになることもあります。例えばクラス担任を持ってもまとまりがなく、園長先生にも注意されることが多いため自信を失っている保育士さんが自己分析を行ったケースがありました。
自己分析の結果、大勢の子どもたちを相手にすると焦ってしまうことがあるが、一人一人の子どもに対してはじっくりと向き合えるという自分の長所を見つけました。そのため大人数を相手にするそれまでの保育園から転職し、企業が設置している少人数の保育園の保育士として働き始めたことにより、とてもやりがいを感じながら仕事を続けることができるようになりました。
このように保育士としての自分は一体どのような先生なのか、ときには自己分析をして客観的なイメージを持つことも大切です。
特に今の職場で働き続けて良いのか、保育士として転職を考えたり、今後の働き方に疑問を持ったりしたときこそおすすめです。自分の得意とすることに注目することで、新たな働き方のヒントになるかもしれません。
まとめ
自己分析って参考書を見ると難しそうだなって感じてしまうことがあると思いますので、まずは紙とペンを用意して、
- 大好きなこと〜ほんのちょっと好きなこと
- 大嫌いなこと〜ほんのちょっと嫌いなこと
- すごく得意なこと〜少し得意なこと
- ものすごく苦手なこと〜少し苦手なこと
を書き出してみましょう!
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「失敗しない転職活動5ステップ」で自己分析が大切とお伝えしました。(まだ見ていない方はこちらよりご確認ください。)
しかし前回の記事では自己分析の具体的な方法についてお伝えしませんでしたので、今日の記事ではやりやすいところから説明します。
さちさんは、今の保育園は自分の職場として合っているのか、そもそも保育士として自分は向いているのか、働き続けるうえで迷うこともありますよね。