人間関係が不安!先輩保育士と上手に付き合う11のポイント

保育士として新しい職場で働く時に、最も気になるのは人間関係ではないでしょうか。特に先輩保育士と上手に付き合っていけるのかと不安になる人は多いでしょう。

面接を受けたり、見学したりするだけでは、なかなか人間関係までは分かりませんよね。

そこで今回は、先輩保育士と上手に付き合う方法について紹介します。
※5月に書いた記事に対して平成28年10月27日に追記しています。

保育での連携が重要!

保育士は、何人もの子どもたちの保育を同時に行います。保育士は子どもたちよりも人数が少ないため、保育士同士で上手に連携をしないと適切な保育を行うことは難しいです。

しかし、後から職場に入った場合、どうしても連携の面では他の保育士に劣ってしまいます。最初は仕方がないと大目に見てもらえることもあるでしょう。

とは言え、いつまで経っても同じ調子で仕事をしていたのでは、先輩保育士たちの反感を買ってしまいます。

保育の効率が落ちると判断されると、連携が必要ない仕事だけを任されるようになるかもしれません。

そうなると、先輩保育士たちとの距離も大きくなって、職場で孤立してしまう可能性があります。そのような事態を避けるには、保育の仕事における連携を早々に身に付けることが重要です。

保育の連携

理想に拘り過ぎないように注意

保育士には、理想とする保育の方針や方法があります。しっかりと理想を持って仕事をすることは素晴らしいことです。

しかし、あまり理想に固執しすぎると良い結果にならないこともあります。理想は人によって異なるので、お互いの理想を押し通そうとすると摩擦が起こり、人間関係が悪くなることがあります。

話し合いをして、お互い譲歩し合って、方針や方法のすり合わせを行えるケースもあります。

とは言え、長年保育に携わってきた保育士の場合は、自分の中に確固たる方針や方法があり、揺るぎない自信を持っていることがあるのです。

そのため、後輩の保育士が意見をしてきても、自分の理想と異なっている場合は受け付けないことが少なくありません。

あまりしつこく主張しすぎると、先輩保育士の機嫌を損ね、煙たがられるようになるでしょう。

自分の方が正しいと思える場合でも、主張しすぎるのは控えた方が良いです。

割り切ってみる

どの業界や会社にも嫌な先輩はいるものです。そのような先輩がいるからといって、すぐに辞めていたのでは働き続けることはできません。保育士の職場においても同じことがいえます。嫌な先輩保育士と一緒に働くことは苦痛です。

しかし、その状態がいつまで続くは分かりません。通常は先輩保育士の方が先に退職したり、他の保育園に異動になったりすることが多いです。

また、後から入った自分が異動になるケースもあるでしょう。特に公立の保育園は異動が多いので、何年も一緒に働き続ける可能性の方が低いといえます。

長くはない付き合いと割り切って、嫌な先輩保育士にも良い顔をするように心がけてみてはいかがでしょうか。

しばらくの間、仕事をしやすいポジションを確立するためだと割り切ると、気が楽になるでしょう。

具体的に考える

人間関係が不安と一言でいってもさまざまなケースを考えることができます。

・先輩保育士と2人でいるとき、○○された
・職員会議の発言に対しての先輩の発言を聞いたとき、△△だった
・先輩、わたし、後輩の3人でいるとき、□□された   など

人間関係で悩んでいるときは、3つすべてが嫌だ!!と考えてしまいがちです。この状態では『問題の本質が何だか分かりません。

問題の本質を理解するためには 1つ1つを具体的に考えていくことが大切です。

具体的に考えるための質問は次のとおりです。※ 質問の回答は、図や文字にすることをオススメします。


1.出来事はいつ起きましたか。
※たくさんある場合も頭にパッと浮かんだ日を特定しましょう

2.その時に誰がいましたか
※6人以上いる場合は、必要な登場人物のみをあげてみましょう

3.付せんや物でその場面の状況をあらわしてみましょう
※写真は、一例です。 4人で休憩していたとき、私一人だけ疎外感を感じた。 BさんとCさんは、2人べったりくっついて私を笑いものにしている感じ。 Aさんは、少し私に寄ってくれているがBさんCさんのことを気にして反対の方向を見ている。

4.いつから始まったか
※入社した当初からだったのか、それとも何かをきっかけにそうなったのかを 思い出してみましょう


心理的な位置関係

自分軸を明確にする

自分軸とは価値観やビジョンのことです。って言っても分かりにくいですね。

価値観を言い換えると、自分にとって大事なものやこだわりのことで、ビジョンを言い換えると、夢やありたい姿のことです。

悩んでいるときは「本当はどうしたいのか」を見失っていることが多いです。
自分軸を明確にして、悩みの解決に役立てましょう。

自分軸を明確にするための質問は次のとおりです。


1.一番はじめに保育士になろうと思ったのはいつですか。

2.過去に楽しかった体験は何ですか。

3.好きな人、尊敬する人、憧れの人は誰ですか。

4.好きな場所はどんな場所ですか。

5.好きな瞬間、季節、時代はなんですか。

6.好きな音、感触、においはどんなことがありますか。


※1~6を書き出して、理由を書いていきましょう。 自分軸をみつけるためにはたくさん書き出すことが大切です。

例として、わたしが尊敬している人をあげてみます。

尊敬している人は、サッカー選手元日本代表の中田英寿さんです。

理由は、サッカー場にいる中田選手はいつでも全体を見渡すことができ冷静沈着であること。しかし、その反面勝負の勝ちにこだわる姿勢が誰よりも強いところ。

数年前ですが、悪天候、接線の試合で苦しい場面にフリーキック。キッカー中田選手。
決めれれば逆転(または同点になるシーン) テレビ画面から見ても分かる大雨。

観客はゴールを祈る気持ちで見守る

主審「ピッ(笛)」

中田選手、キック。

ディフェンスにボールがあたるもゴール!!

ゴールの瞬間普段見ることはできない中田選手のガッツポーズ。

その場面を見た瞬間、胸が熱くなり、それ以来尊敬する人になりました。

気分転換する

人間関係でもほかのことでも悩んでいると思考の視野がせまくなってしまいます。 目の前の問題ばかり考えて、悪いところばかり目がいってしまいます。

大変な状態にいるからある意味仕方ないです。

BさんとCさんは、私の悪いところばかり口にする。 Aさんも私に離れていく。  ・・・

悪いところばかり目がいってしまうときはまずは気分転換しましょう

気分転換する方法は、みなさんお持ちだと思いますが、アイディア書いておきますので、試しやすいもの試してみてください。


1.好きな場所に出かける。

2.好きな友だちと話をする

3.好きな音楽を聴いてみる

4.家族に話してみる

5.手を上にあげて伸びながら、大きな声を出してみる。(可能な場所でネ)
※悩んでいるときは背筋が曲がっていることが多いです。 一度その姿勢を変えてみましょう
思いっきり背伸び


理想の状態を考える

悩んでいる状態がいったいどうなったらいいのでしょうか。 悩むということは、理想としている状態の正反対の状態になっているからです。

短所の反対が長所、マイナスの反対はプラスのように、悩みの反対は理想です。

理想の状態を考えるときにしてはいけないこと 。
それは、
・気分転換する前におこなってしまうこと

・悩んでいる状態がなくなれば良いと考える

理想の状態を考えるときのポイントは
・具体的にどうなったら良いか
・モノを使って表現してみる

行動を考える

理想な状態を考えることができたら、実現をするために行動をたくさん出します。 頭で考えるのではなく、紙やスマホにメモります。

できるかどうかはあとで考えましょう!
とにかく書き出してください。

アイディアが煮詰まったら、姿勢を変えたり、時間をあけたりしてみましょう

行動後の結果を考える

たくさん行動アイディアが出たら、すぐ行動したいと考えていると思います。 もちろんそれもOKですが、オススメなのは『行動後の結果を考える』です。

行動後の結果を考えるための質問は、


1.行動したらどうなるかな?

2.伝え方、姿勢やタイミングはどうかな

3.そもそもその行動したいかな

4.行動できそうかな

行動する

考えを実行するには勇気がいることです。 このブログを読んできたならきっとできます。

映画『何者』でこんなセリフありましたね。

『頭の中にあるうちはなんだって傑作なんだよ』って

あなた自身がしやすい行動を一つ実行してみましょう

実行したアイディアを振り返る

人が学ぶ方法には、いくつかあります。 その中の一つに自分自身の行動で学ぶということがあります。

勇気を振り絞ってとった行動から学びましょう。

前項の『行動後の結果を考える』とおりいかない場合もあれば、 いく場合もあり、またはさらに良い場合もあります。

振り返るポイントは

・良かったことを先に思い出しましょう

最初に悪かったことを思い出すと、ダメなところばかり目がいってしまいます。

「良かったことなんてない!!」と思うかもしれません。

大丈夫です!よかったことは必ずあります!!
いやいやでも・・・

そんなときは ・点数をつけてみましょう。

10(100)点満点中何点だったでしょうか。

1点でも5点でも付けば、良かったことがある証拠です。

行動したら良かったことを振り返ってみましょう。そしてこの行動をふまえて次の行動をしてみましょう

先輩保育士と上手に付き合う11のポイント

先輩保育士や同僚との人間関係に悩んでしまったら、以下の11のポイントを試してみましょう

1.保育での連携が重要!

2.理想に拘り過ぎないように注意

3.割り切ってみる

4.具体的に考える

5.自分軸を明確にする

6.気分転換する

7.理想の状態を考える

8.行動を考える

9.行動後の結果を考える

10.行動する

11.実行したアイディアを振り返る

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