今日はこんな疑問に答えていきます。
わたしは、2012年〜2017年、千葉県で7園の保育園を運営する会社に勤務。その会社で1園目の保育園立ち上げを経験、当初から採用業務には携わっていました。
保育士の募集活動を担当することは初めてのこと。求人会社や人材紹介会社など様々な情報をかき集め保育士の確保に奮闘。
奮闘の甲斐もあって、ハローワーク、折り込み広告、ネット求人など様々な手法で保育士の採用活動をおこない約6年間で100名の保育士採用に成功。
近年は、埼玉県で保育園を運営している会社に勤務。同様に保育園の開発や採用活動に従事。
在職中は大手保育園の保育士採用手法を調べていて、参考にできるところは参考にし、私たちの保育園の採用に活かしていました。
わたしが採用活動をする上で定期的に閲覧していた保育園のホームページをご紹介します。
保育士採用にお困りの方は参考にしてください。
子ども子育て会議の委員である「駒崎弘樹氏」が代表を務めるおうち保育園(NPO法人フローレンス)は非常に参考になります。
おうち保育園は、東京都内で13箇所の小規模保育園がある法人です。
わたしが参考にしたいと感じたのはホームページの構成です。
保護者が見ても求職者である保育士が見ても違和感なく見ることができます。
伝え方が非常にいいです。おうち保育園が取り組み(WHAT)より保育や子どもたちに対する思い(WHY)を先に伝えています。
この手法はゴールデンサークル理論と呼ばれており、「人の心を動かしたいときに」用いられる手法です。詳しくは動画にて
おうち保育園は、ホームページ以外にLINE等のSNSもうまく活用しています。
お仕事相談会や説明会を開催し、LINEで情報を定期的に更新。
もちろん「おうち保育園」のLINEアカウントを見たい方のみに情報が届きます。
LIINEで繋がる前に「繋がりたい!」と思ってもらう情報を求職者に届けなければなりませんので簡単にはできません。
求職者目線での情報更新を長く続けていくことが必要になりますが、繋がることができれば保育士確保に強い力を発揮してくれます。
株式会社グローバルキッズCOMPANYは、他社と異なる取り組みとしてInstagram(インスタグラム)を活用しファンを作っている点です。
保育士が園児たちとの間で起きたエピソードを漫画にしてインスタグラムに1週間に1コンテンツ投稿しています。
これが結構な人気でフォロワー数は110,000人を超えています。
もちろん全てが保育士ではないと思いますが、保育士を集めたり園児の獲得に役立っていると思います。
まずは一度ご覧ください。
あいあい保育園は、千葉県でTOPクラスの施設数。グローバルブリッヂは保育ビジネスのほか、介護と保育を掛け合わせた施設も多く運営しています。
施設運営のほかに保育システムや保育ロボットの開発も積極的におこなっているグローバルブリッヂホールディンスグス。
事業内容で差別化し、情報発信する内容も差別化しています。
社会福祉に関する話題や動向について専門的視点から簡潔にレポートするオピニオンレポートを公開しています。
にじいろ保育園を運営するライクアカデミー株式会社では、「保育のひきだし」保育スキルの情報を更新しています。
保育スキルの情報を更新することで、日々の保育内容に疑問や調べている保育士はライクアカデミーのサイト「保育のひきだし」に訪れることになります。
定期的に更新することはもちろん大変なことです。
転職する可能性がある保育士と長期間接点を持つことで、転職時の選択肢として「にじいろ保育園」を加えてもらえることができます。
ベネッセ保育園だけではなく、介護施設も運営しているベネッセスタイルケア株式会社では、indeedと連携した求人サイトを設けています。
ベネッセ保育園だけではなく、多くの保育園やその他の一般企業の求人がindeedと連携し求人を公開。
indeedに求人を公開することは最近は必要不可欠になってきたので、まだ求人を公開していない法人は、求人管理システムを利用することをオススメします!
こちらのブログで詳しく紹介していますのでご覧ください。
1~3園の保育園では採用予算を投入できないことは十分に理解できます。
収入が多い大手の保育園は保育士採用に関して予算を投入することはできます。
しかし、共通している部分は、求職者等と積極的にコミュニケーションを取ろうとしている点。
求職者としては事前に情報を知りたいのです。
保育系の人材紹介会社を通して紹介があると、「どうして直接聞いてくれないんだろうか??」って思うことありませんか。
保育系の人材紹介会社は圧倒的な情報を持っているからです。もしあなたの保育園でも定期的に情報をWEBで公開していれば求職者の動きは変わってきます。
千葉県の保育園で採用業務をしていたとき、求人情報をアイデムのジョブギア採促とindeedを活用し始めたら、数ヶ月後求職者の動きが変わりました。
直接応募の数が年間で2倍以上部に増えました。
このように求人情報をWEBで公開するだけで求人の動きは変わってきます。
求人情報だけではなく、保育園の取り組みや活動を掲載するだけでも求職者の動きは変わってきます。
経営者一人ではできません。。。
確かに経営者や採用担当者だけではできません。埼玉県での採用業務をしていたときに感じたのですが、園の担当者と共同でおこなうべきです。
例えば、写真の撮影。
保育士の写真を撮るとき、見ず知らずのカメラマンが撮影するより、現場にいる保育士同士で写真を撮影する方が自然で雰囲気の伝わる写真が撮影できることがあります。
高いカメラもいりません。仲のいい保育士同士で撮影できればスマホで十分なのです。
予算はかけれなくても従業員と共同で採用活動しましょう!
今日も最後までご覧いただきありがとうございます。
最後にまとめますと、参考にできる保育士サイト5つあります。
保護者が見ても求職者が見ても違和感なく見ることができる
LINEやインスタグラムで情報更新
求職者目線での情報更新
保育士と園児とのエピソードを漫画にして、インスタへ。
ホールディンスグス(親会社)しての情報発信
「保育のひきだし」保育スキルの情報を更新中
Indeedと連携した求人サイト
共通するところは、WEBを活用して求職者等とコミュニケーションをとっている点。
求職者は生きた情報を求めています。ホームページが更新されていない閉鎖的な保育園より定期的に更新されたオープンな保育園が好まれます。
採用を担当する従業員や経営者だけで、採用活動をする時代は終わりました。従業員と協力して情報を公開していきましょう!