天気が悪い日は、保育所では室内遊びが中心になります。ホールがある大きな保育園では様々な遊びができると思います。
しかし、最近は小規模な保育園が増えていますので、雨の日の保育に頭を悩ませる保育士さんも多いのではないでしょうか。きっとこのブログを読んでいる方は悩んでいると思います。
子どもの元気パワーをうまく活用するためにはどのような遊びがあるのでしょうか。
ここでは、磁石とクリップで簡単に作れる魚を使った「魚釣り」についてまとめました。
安全面には十分配慮しながら魚釣りを楽しめるので、おすすめできる遊びです。
魚の口にクリップを付けることで、釣竿の磁石に反応して「魚釣り」ができる簡単なしくみです。
魚釣りを楽しむだけではなく、水の中の生き物を学ぶ機会にもなります。保育士のアイディア一つで学びの機会は無限に広がります。
低年齢の子どもには、あらかじめ魚を作っておき、子どもたちの成長に合わせた準備をしておきましょう!
年齢が大きくなると、魚を描いて切り取る作業からすることがおすすめです。
魚は画用紙を使うほか、牛乳パックの裏面を使用する方法もあり、水の中で使えるメリットもあります。
描いた魚を切り取る時は、魚の形をなぞって切り取ります。
子ども一人一人どんな魚を製作するか楽しみですよね。
また、円形や楕円形などにざっくりと切り取る方法もあり、タコやイカなど複雑な形をした生き物に応用できます。
魚など水の中にいる生き物を描く時は、あらかじめ切り取った画用紙や牛乳パックを用意する方法もあります。
特に、年齢が小さいクラスではお絵描きや色塗りに専念した方が良いかもしれません。
お絵描きに使うのは油性マジックやクレヨン、絵の具などがありますが、水に浮かせて遊ぶ時には絵が消えないものを使いましょう。
また、子どもの中には丁寧に描く子もいますので、お絵描きに掛ける時間をあらかじめ決めておくこともポイントです。
魚を描く時は、水の中にいる生き物を知る絶好の機会にもなります。
金魚はお祭りの夜店で見掛ける機会もある魚釣りの定番ですが、カニやフグ、カメなど、いろいろな生き物を描くのも良いでしょう。
水族館やテーマパークにいる生き物をモデルにすると、より一層、子どもたちは興味を持つのでおすすめです。
釣竿には割り箸を使う方法がおすすめです。
割り箸の先に釣り糸を垂らします。
糸の先には磁石を付けます。
磁石は重すぎないものを選ぶことが大切です。
また、糸から外れないようにセロテープでしっかり固定します。
糸は短い方が魚を釣りやすくなりますので、特に、小さい子どもには工夫しましょう。
また、糸を長めにした上で、割り箸に巻き付けると長さの調節ができます。
糸は子どもの身長に合わせますが、1~2歳児は座ったままで魚釣りが楽しめるように調節すると良いでしょう。
なお、糸はタコ糸を使うほか、毛糸や紐、リボンなどを使っても良いです。
また、釣竿はあらかじめ作っておく方法もおすすめです。
魚と釣竿が完成すると、いつでも「魚釣り大会」が楽しめます。
室内にブルーシートを広げて川や海を演出します。
魚の数は多めに用意しておくと良いでしょう。
また、小さい魚はブルーシートの端、大きい魚はブルーシードの中央くらいに配置するなど、いろいろ工夫すると楽しみも広がります。
また、個々で魚釣りを楽しむだけでなく、何人かでチームを組んで魚釣り大会を行うのもおすすめです。
自分のチームを応援することで仲間意識が芽生えます。
ひとり3分など時間を決めて順番に交替していき、チームごとの数を競うと良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。最後に魚釣り遊びのポイントをまとめますね。