風邪の予防法といえば、手洗いうがいに体を冷やさないこと…などいくつか思い浮かぶものがあるかと思いますが、実際のところ、どれが本当に効果的な方法なのでしょう? ここは、やっぱり病気の専門家であるお医者さんがすすめる予防法が知りたいですよね。
今回は、医師が回答した効果的な『風邪予防』をご紹介します! 保育士さん自身が風邪をひかないことはもちろん、子どもたちにも実践してあげたいですね。
【出典】 medpeer.co.jp
昔からいわれている「手洗い」は、本当に効果が期待できるようです。 実際の意思からのコメントは以下の通りです。
・手洗いが基本と思っています。マスクはつけ方の問題もあり、効果は限定的と思います。(50代、一般内科)
・手洗いがすべての感染症予防の基本だと思います。(30代、家庭医療)
・意識的に手洗いをするようになって、自分自身風邪にかかりにくくなった。(40代、循環器内科)
・汚れた手からの感染が一番多いと考える。触ったところから他の人にも感染する。(20代、消化器内科)
・うがいは言われているほど効果はないと思います。もちろんしないよりはよいでしょう。基本は手洗い。こまめにしています。あとマスクも無意識に手を口にもっていくことがあり着用しています。(50代、精神科)
・触れたものが口から入るので。(40代、呼吸器外科)
・手に付着したウイルスが鼻や口から入る可能性があると思うので。(50代、一般内科)
・やはり接触する手を予防することが1番ではないでしょうか。(50代、小児科)
・ほかの三つはウイルスの性質からいってあまり効果がない。消去法で物理的に洗浄する「手洗い」が最も良い。(70代、産婦人科)
・風邪は飛沫感染。飛沫を飛ばしそうな人には、人間はおのずと近づかないものである。盲点は、すでに汚染された物品をうっかり触った手で、物を食べたり、口などを触ることである。だから、手洗いが一番効果的と思う。(50代、精神科)
2位は「うがい」で24.7%、3位は「マスク」で23.7%と同じくらいでした。
これが、内科医のみの回答では逆転しており、2位が「マスク」で26%、「うがい」は3位で22.1%と、「マスク」の着用を重視する傾向が見られます。
・上気道感染なのでやはり頻回のうがいがベストでしょう。(50代、泌尿器科)
・咽頭からの感染が主たる原因と思うので、通常のマスクはウイルスにはほとんど無効であると思います。(50代、整形外科・スポーツ医学)
・やはりこまめにうがいをして、ほとんど風邪を引かなくなった。喉や口腔内の湿度を高めておくことが予防になってるように思う。(40代、脳神経外科)
・やはり、飛沫感染で最初に感染経路になるのは口腔内であると思うから。(50代、一般内科)
・上気道から侵入する感冒ウイルスの除去にはうがいがベストかと思います。(20代、循環器内科)
・うがい、手洗いは水回りがないとできないが、マスクはどこでも使用できるので実効性が高いとの印象。(30代、心療内科)
・人口密度が高い日本では、飛沫感染を防ぐ最善の方法だと思う。(30代、健診・予防医学)
・マスクによる感染予防と、咽頭の乾燥予防が大切と考えます。(50代、脳神経外科)
・気道を保温、加湿するのがことのほか有効であるように思います。(40代、脳神経外科)
・マスクをすることで鼻や口に触れなくてすむ。手洗いは頻繁にできない。(60代、一般内科)
「加湿器・空気清浄機」は4位でしたが、8.6%と271人が回答している風邪予防法のため、軽視することはできません。 保育園側として対策できる環境整備の一環に導入を検討してみても良いかもしれませんね。
・院内に加湿器。空気清浄器を置いてから風邪にかかりにくくなりました。職員の風邪罹患数も減っています。(50代、腎臓内科・透析)
・手洗い、うがいもするのですが、環境整備として防御率アップになるのは加湿器のような気がします。(30代、整形外科・スポーツ医学)
・寝てる間にのどが乾燥したり身体が冷えるのがもっとも感冒を引き起こしやすいと思っています。(30代、耳鼻咽喉科)
・乾燥がウイルスの生育にとって好条件だから、また、ヒトにとっても粘膜が乾燥することで感染機会が増すことになる。湿潤は大事。(60代、一般内科)