【出典】協会けんぽ
まず、退職するにあたっての基本中の基本ですが、使用していた備品はきちんと返却しておくことが大切です。価値としては数百円程度の些細なものもあるかもしれません。だからといって自分のものにしていいというわけではありませんので、職場の備品を残らずきちんと返しておきましょう。
身の周りの整理をしておくことで、より気分よく退職することができますし、職場の人も困らなくて済みます。他にも、その職場にいたからこそ所有していた健康保険証や社員証、定期券などがあるのなら、それらの返却も忘れないようにしましょう。
退職日まで有休消化できることになって、健康保険証の返却忘れが発生することがあります。退職日までは使用することがもちろんできますが、退職日以降は使用することはできません。
一時的には使用することができ3割負担で診察を受けることができますが、後日健保組合または病院から残りの7割の請求を受けることになります。
健康保険証は忘れずに返却しましょう!
【出典】退職したら最初に見るサイト
退職のみならず、転職活動にも必要不可欠となる書類がいくつかあるので、必ず受け取っておきましょう。
転職先で提出を求められてから準備するとなると手間や時間がかかってしまう上に、これまで働いていた保育園と新しい職場の両方の心証を悪くしてしまう可能性がありますから気をつけましょう。
失業手当を受給したいのであれば、申請のために離職票が必要となります。退職後の交付となるため、職場を辞めた後になるべく早く受け取っておくとよいです。
保育園によっても異なるのですが、健康保険証や年金の加入手続きの都合上、年金手帳を勤め先である保育園に渡している可能性があります。新しい保育園では年金手帳やコピーを提出するよう求められます。
雇用保険被保険者証は、雇用保険に入っていた証明です。正職員で働いていたり、1週あたり平均20時間以上働いていた保育士さんであれば雇用保険に入っていることが考えられます。
雇用保険被保険者証は、退職時に渡される場合と加入時(=入職時)に受け取っている可能性があります。年金手帳の間に保管している場合もありますので、年金手帳同様に確認しましょう!
源泉徴収票は、退職する保育園での「収入」、「社会保険料」、「税金」等が記録された書類です。退職した年の年末調整や確定申告で必要です。
退職時の給料や退職金が振り込まれないと源泉徴収票の発行ができませんので、退職後に給与明細と一緒に郵送されることがほとんどです。
退職手続に必要なのは、返却の徹底や書類の準備だけではありません。一番大切なことは、円満に退職できるような努力をすることです。
突然の退職で迷惑をかけないように前もって話を通しておくことや、きちんとした退職願を提出することはもちろん、退社日まで気を抜かずに仕事をこなすようにしていきましょう。
社会人としてのマナーを守り、すっきりとした気持ちで辞めることで、職場の人達も暖かい気持ちで送り出しやすくなります。今まで働いてきた職場に復帰したくなる可能性も否定しきれないですし、円満に退職できるようにしておくと自分自身のためにもなると言えるでしょう。
退職時に必要なことは次のとおりです。
また、最後に保育園の退職後に進む道別に必要な書類をまとめます。
失業保険をもらいたい人
他の保育園や会社で働く人
なお、働く・働かない関係なく源泉徴収票は必要となりますので忘れずに受け取りましょう!
スムーズな転職に必ず必要なことは、退職手続を円滑におこなうことです。
保育士が職場を離れるとき、退職の手続に必要となるものや準備しておくべき内容についてご紹介していきます。