- 今働いている保育園を辞めて新たな保育園に転職したい
- 保育園はもう嫌だから、違う職種に転職したい!!
そう考えている人もいるでしょう。
3月に今の保育園を辞め、4月に新たな保育園で働く……
理想は、働いていない期間がない転職が多いようですが、実際に転職活動をしてみると自分が望んでいる保育園ではなく、うまく転職ができない場合もあります。
そのため転職活動にはある程度のお金が必要です。
それは一体いくらなのか、今日はじっくり一緒に考えてみましょう。
Photo by油甲桂
転職活動をする理由は人によって違うでしょう。
という気持ちがある人も多いのではないでしょうか。
「すぐ異なる保育園で転職したい」または、「少し休憩を取ってから新たな職場で働きたい」、「少し勉強してから保育士ではない職種に転職する」と考える3パターンがあります。
月末に今の保育園を辞めて、次の月の頭からすぐに転職先で働こうと考えている人は実際には少ないと言えます。
今までの保育園で頑張ったから、ひと月やふた月ほどゆっくりして、旅行などに行きたいと考える人も多いでしょう。
しかしリフレッシュ期間が長いほどお給料は入らないため、生活は苦しくなりますよね。
実家暮らしの場合や結婚して夫の収入で生活費はなんとか賄える場合は良いのですが、一人暮らしの女性の場合は早めに転職先を探しておかないと生活費はどんどん減っていきます。
また生活費に限らず、例えば住民税は前年の所得に対して徴収される税金です。
お給料がない状態でも支払う義務があり、このような支払いは転職活動期間でも継続して発生することになります。
転職前に一呼吸置きたいと考える人こそ、ある程度の貯金が必要なのです。
【出典】eibei.ne
仕事を辞めても失業保険があるから、大丈夫。わたしはゆっくり転職活動するゎ
って考えていませんか。
自分の意思で保育園を退職(転職)する場合、離職理由が「自己都合」になります。
この「自己都合」の場合の注意点は
※失業保険の給付額を確認したい方はこちらへ|外部サイトへ移動します
失業保険は職を失った人への生活サポートの意味があります。しかしながらお給料が低い保育士の失業保険は生活できるような金額ではないのが現実です。
今後も保育士として働きたい方は退職しても失業保険はあえて受け取らず、雇用保険の加入年数を継続し、新たな職場で雇用保険料を払い続ける方が良いこともあります。
また受給期間中はハローワークで転職活動を行う必要があるので、何度か通うことになります。ハローワークは土日休みであることも多く、時間も限られた中での転職活動になりがちです。
それよりも民間のエージェント(人材紹介会社)などに登録したほうが転職活動がしやすい場合もあるでしょう。
このように、失業保険に頼って生活をしながら新たな保育士の仕事を探すのは、あまりおすすめはできません。
保育士に限らず、どの職業でも転職をする際には「平均給与の1年ほどの年収」があった方が良いと言われています(1)。
これはなかなか次の仕事が見つからなかった場合でも、半年くらいは今までのように安定した生活を送りながら仕事を探せる金額になります。
そのため保育士の平均年収はおよそ300万円と言われているので、その程度の金額があれば安心して次の仕事を見つけることができるでしょう。
ただ働きながらすぐに次の仕事を見つける場合や、離職してもすぐに新しい職場に就ける場合はさほど300万円も貯金がなくて大丈夫です。
逆に離職して半年以上転職先が見つからなかったり、職業訓練をしてから転職したりなど、先が見通せない場合は、いくら貯金があっても減っていく一方ですので不安は大きくなるでしょう。
転職の際に必要貯金額は、いつ転職をするか、一人暮らしかなどの生活スタイルによっても変わりますが、一定の期間は300万円あれば安心して生活できます。
そんなにないよ〜と思う方は、現在の貯金額から逆算して転職時期を決めてみることもOK
または日雇い派遣で今までとは違う仕事をしてみることもオススメします。
だって、今まで大変な保育士という仕事をしてきたんだもん。少し嫌になったら違う仕事をしてみて「やっぱり保育がやりたい」って思ったら戻って来れば良いですよ。
生活のためにイヤイヤ保育士の仕事を続けるより、一度離れてから考えることも重要です。
生活に影響が出ないように早めの転職を心掛け、不測の事態に備えてある程度の貯金を心がけましょう。
1)LOGOTYPE.JPの転職サイト情報転職するとき貯金はいくら必要? 状況別に調べてみた最終更新日: 2016年9月21日2017.1.16引用
http://logotype.jp/tenshoku-chokin-ikura-hitsuyou.html