旧暦8月15日や旧暦9月13日(から14日)にはお月見をする習慣が日本にはあります。
特に、「十五夜」や「中秋の名月」と呼ばれる旧暦8月15日は「お月見団子」をお供えしたり、食べたりする家庭も多いでしょう。
こうした日本の風習を取り入れている保育園もよく見られます。今回は、保育園で作る「お月見団子」の注意点について書きます。
お月見で団子を食べる意味は、団子を月に見立てているからと言われています。
そこで、「お月見団子」は白くて丸いものが一般的で、主に白玉粉を原料として作ります。
- 粉を容器に入れてぬるま湯で練り、打ち粉をして伸ばしていきます。
- 生地を短くちぎってから丸めていきます。
- 丸まったら、沸騰したお湯の入った鍋で浮いてくるまで茹でます。
- 鍋から出して、冷やした後で乾かすと完成です。
これが、「お月見団子」の基本的な作り方になります。簡単なので子どもでも作ることができます。
【出典】cookpad.com
レシピは簡単な「お月見団子」。注意点としては生地を丸めるときに、ひびなど入らないようにしっかりと丸めることです。
また、子どもがきちんと事前に手を洗っているかどうか、必ず確かめましょう。
「お月見団子」を普通に作ると味がありませんので、きな粉やみたらしのたれ、あんこなどを用意して食べられるようにしておきましょう。おぜんざいにするのもおいしい食べ方です。
このとき、子どもがのどに詰めないようしっかり注意しておくことと、もしものときのために水やお茶をすぐ近くに用意しておくことを心がけてください。
「お月見団子」を作るとき、保育園で注意したいのは、事前に保護者へその日程をきちんと伝えておくことです。日程を正しく伝えておかないと、いろいろなトラブルの原因を生む可能性があります。
まず、「お月見団子」をつくるときに服が汚れても良いよう、着替えやエプロンなどを用意してもらう必要があります。また、「お月見団子」の材料に子どもにとってアレルギーの原因になるものが含まれていないか、確認してもらったほうが良いでしょう。
こうした連絡事項はプリント類で伝えることもできますが、保護者とのコミュニケーションもかねて、口頭でもやりとりすると、より確かでしょう。
「お月見団子」を正しく作って、トラブルにならないよう楽しいお月見にしたいものですね。