「○○さん、子どもに対して全然ダメな声がけしてたんだよ」
とか
「あの子、全然動けないんだよ」
あなたが働いている保育園では、悪口や陰口を耳にしたりグループの派閥があったりして非常に深いな思いになることはありませんか。
保育士の仕事はまだまだ女性が多く、職場に男性が1人もいない保育園もたくさんあります。
わたしが人材紹介で担当していた保育園でも、女性同士の問題がなかなかなくならないと悩んでいました。
女性が多い職場ではどのような環境であれば働きやすいのでしょうか?
あなたにできることも含め、一緒に考えていきましょう。
保育園によって働く保育士たちの雰囲気はさまざまです。しかしよくあるトラブルの一例として、保育士同士の「派閥」があります。
Aグループ、Bグループと仲の良い先生たちの派閥があり、そこが対立して職場環境を悪くしているケースがあります。派閥は同期入社などの年齢層が近いことで組まれることが多いです。
もし20代のあなたが転職して入った保育園の保育士達が、あなた以外はみんな40代だったらどうでしょう。あなただけ若いことで雑用を押し付けられたり、若さに嫉妬されたりといったトラブルがあるかもしれません。
『年齢層が固まっている園ではすべてトラブルが起きやすい』というわけではありませんが、人間関係が円滑になる環境のひとつに「幅広い年齢層がいること」があります。
同年代の保育士が少ない方が派閥も組まれることは少なく、何か人間関係でトラブルがあった際も年長者が助言できることもあります。
また正社員保育士だけでなくパート保育士がいる保育園もあります。正社員とパートが均等にいるほうがトラブルは少ないでしょう。
正社員だから残業しなくてはならない、パートだから意見が言えないなどの不満も同じ立場の人がいることにより意見を述べやすくなります。
どの女性社会における職場でも、自然とまとめ役になる人がいます。園長先生や主任の先生がそれにあたりますが、中には勤続何十年の保育士の先生が職員全体をまとめていることもあるでしょう。
その人に嫌われてしまうと、職場にいずらくなってしまうこともあります。人当たりが良い人なら良いのですが、個性が強くあなたなりの考えを持っている人だと多少合わせることが必要になります。
例えばそのまとめ役の人が独身で子育て中の人に対して厳しい意見があるならば、産休や育休などは取りにくい職場かもしれません。職場で恋人の話や結婚の話をするのもやめておいた方が良いでしょう。
すべてまとめ役の人に合わせる必要はありませんが、その職場で円満にやっていくには多少あなたが言うことを聞かなくてはいけないこともあります。
職場の雰囲気はまとめ役の人を見ればある程度分かることもあるので、転職の際は参考にするとよいでしょう。
女性だけの職場は、男性がいない分女性同士で比べたり嫉妬したり、何かと人間関係で悩むこともあるでしょう。特に多いのが職場の人の悪口を聞かされることです。
あなたを味方につけるため一緒になって悪口を言ってしまいそうになりますが、そこで参加をすると、悪口を言われている人との関係が悪化することにもなります。
悪口を聞いているときはあくまで聞き役に徹し、自分から率先して悪口を言わないようにしましょう。
女性同士は集まるとつい味方か敵かといった判断をしたくなります。
しかしそれはあくまで学生までの考えとして、職場ではあまり深い関わりを持たずに、仕事に集中したほうが良いでしょう。
仲の良い職場仲間ができたら、その人とずっと職場で話し込むのではなくプライベートで楽しむように切り替えることも大切です。
人間関係は時に仕事を辞めたくなるほど悩む原因にもなります。
しかし一人一人が職場の人間関係を深刻に考えすぎず、同じ仕事の目標を持って一緒に努力していくことが大切です。
そのような職場こそ、女性同士が働きやすい環境が整っていると言えるのではないでしょうか。
さいごに今回ご紹介した働きやすい保育園の共通点をまとめてみましょう
とは言え、ちょっとした悪口はどの保育園でもありますので、悪口に飲み込まれず、あなたが上手な聞き役となれるような技術を身につけていきましょう!